PH測定器
技術背景
物体に異物が付着しないようにする方法や、物体に付着した異物を除去する方法が知られている。例えば、ダストが存在する環境下で用いられるセンサの検出信号を発信または受信する面を覆うように設けられた保護レンズへの汚れ付着を防止する汚れ付着防止装置は、保護レンズを覆いガス流路が形成されるカバー部材と、カバー部材の内部にガスを供給するガス供給部とを備え、カバー部材は、保護レンズから離れた位置にガス供給部からガスが導入されるガス導入部と、導入されたガスを保護レンズの方向に拡散させるガス拡散部と、保護レンズに対応する位置で、ガス拡散部からのガスを保護レンズから離れる方向に吐出するガス吐出部とを有し、ガス拡散部は直方体状をなしているものが知られている。
また、ガラス面検知センサと、ガラス面洗浄装置と、光触媒膜形成装置とを搭載した昇降体を建物のガラス面に沿って横移動及び昇降させて、ガラス面検知センサによって建物のガラス面の位置及び大きさを検知した後、ガラス面洗浄装置によってガラス面を洗浄するとともに、光触媒膜形成装置によってガラス面に光触媒膜を形成する方法が知られている。
現状の問題点
近年水耕栽培が盛んになっている。水耕栽培に用いる水溶液のP H を計測するP H センサが知られている。例えば表面がガラス膜で覆われているP H センサを水溶液に浸しっぱなしにすると、ガラス膜に汚れが付着する。このため、計測時に水溶液に浸し、非計測時には水溶液に浸さないようにするのが好ましい。この計測は、専ら人手により行われる。
しかしながら、人手による計測は面倒であるという問題がある。
本発明は、水溶液のP H の計測の自動化を図ることを目的とする。
問題解決の手段
上記目的を達成するために、開示の計測装置が提供される。この計測装置は、支点を形成する支持部を備える土台と、支持部により支持される被支持部を備え、被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、貯留部に流体が満たされているときに棒状体が水平を保ち、貯留部に流体が満たされてないときに棒状体が計測部側に傾き計測部が溶液に浸される。
これにより溶液の計測の自動化を図ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1 】
支点を形成する支持部を備える土台と、前記支持部により支持される被支持部を備え、前記被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、前記貯留部に流体が満たされているときに前記棒状体が水平を保ち、前記貯留部に流体が満たされてないときに前記棒状体が前記計測部側に傾き前記計測部が溶液に浸されることを特徴とする計測装置。
【請求項2 】
前記棒状体が前記貯留部側に傾いたとき、前記貯留部に貯留されている流体が前記貯留部外に流出し、前記棒状体が計測部側に傾く請求項1 に記載の計測装置。
【請求項3 】
前記棒状体を前記貯留部側に傾ける動力部をさらに有する請求項1 に記載の計測装置。
【請求項4 】
前記動力部は、支点を形成する支持部を備える第2 設置物と、前記支持部により支持される被支持部を備え、前記被支持部を挟んで一方に流体を貯留する第2 貯留部が設けられる第2 棒状体とを有し、前記第2 貯留部に貯留されている流体が所定量以内の場合は前記第2 棒状体が前記第2 貯留部が設けられている側の反対側に傾き、前記第2 貯留部に貯留されている流体が所定量より多くなると自重により前記棒状体の前記他方の端部に作用して前記棒状体を前記貯留部側に傾ける請求項3 に記載の計測装置。
【請求項5 】
前記棒状体の内部に洗浄液が通過する管が配置されており、前記棒状体が水平に保たれているときに前記洗浄液が前記管を通過して前記計測部に供給される請求項1 に記載の計測装置。
【請求項6 】
開口部を備え前記計測部を収容し、前記計測部に供給される洗浄液を貯留する収容体を有し、前記棒状体が前記計測部側に傾いたとき、前記開口部から前記洗浄液が流出する請求項5 に記載の計測装置。
止水弁装置
技術背景
近年水耕栽培が盛んになっている。水耕栽培に用いる水溶液のP H を計測するP H センサが知られている。例えば表面がガラス膜で覆われているP H センサを水溶液に浸しっぱ なしにすると、ガラス膜に汚れが付着する。このため、計測時に水溶液に浸し、非計測時には水溶液に浸さないようにするのが好ましい。この点に関し、例えば、支点を形成する 支持部を備える土台と、支持部により支持される被支持部を備え、被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、貯留部 に流体が満たされているときに棒状体が水平を保ち、前記貯留部に流体が満たされてないときに棒状体が計測部側に傾き前記計測部が溶液に浸される計測装置が知られている。
現状の問題点
前述した特許文献1 では、棒状体の内部に洗浄液が通過する管が配置されており、棒状体が水平に保たれているときに洗浄液が管を通過して計測部に供給される旨記載されている。しかし、その具体的方法は記載されていない。1 つの側面では、本発明は、簡易な構造で洗浄液の供給の自動化を図ることを目的とする。
問題解決の手段
上記目的を達成するために、開示の止水弁装置が提供される。この止水弁装置は、支点により支持され、一方または他方に傾く管と、管に液体を供給する供給口と、管が一方に 傾いたときに液体の管からの流出を止水する第1 の弁と、管が一方に傾いたときに第1 の弁を介して供給口の反対側に配置される第2 の弁と、を有し、管が傾いていないとき第1 の弁および第2 の弁は液体の管からの流出を止水せず、管が他方に傾いたときに第2 の弁が、管の外部からの第1 の弁側への液体の流入を抑制する。
特許請求の範囲
【請求項1 】
支点により支持され、一方または他方に傾く管と、 前記管に液体を供給する供給口と、 前記管が一方に傾いたときに前記管からの前記液体の流出を止水する第1 の弁と、前記管が一方に傾いたときに前記第1 の弁を介して前記供給口の反対側に配置される第 2 の弁と、を有し、前記第1 の弁および前記第2 の弁は、それぞれ球体と、両端部の径が前記球体より小さ い開口を備える円筒を備え、前記管が傾いていないとき前記第1 の弁および前記第2 の弁は前記管からの前記液体の 流出を止水せず、前記管が一方に傾いたときに前記第1 の弁が備える球体が前記第1 の弁が備える前記円 筒に係合して前記液体の前記管からの流出を止水し、前記管が他方に傾いたときに前記第2 の弁が備える球体が前記第2 の弁が備える前記円 筒に係合して、前記管の外部からの前記第1 の弁側への液体の流入を抑制する、ことを特徴とする止水弁装置。
【請求項2 】
支点を形成する支持部を備える土台と、前記支持部により支持される被支持部を備え、前記被支持部を挟んで一方に計測部が設 けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、 前記貯留部に流体が満たされているときに前記棒状体が水平を保ち、前記貯留部に流体 が満たされてないときに前記棒状体が前記計測部側に傾き前記計測部が溶液に浸され、 前記棒状体の内部に洗浄液が通過する管が配置されており、 前記管に液体を供給する供給口と、前記管が前記計測部側に傾いたときに前記液体の前 記管からの流出を止水する第1 の弁と、前記管が前記計測部側に傾いたときに前記第1 の 弁を介して前記供給口の反対側に配置される第2 の弁と、をさらに有し、 前記第1 の弁および前記第2 の弁は、それぞれ球体と、両端部の径が前記球体より小さ い開口を備える円筒を備え、 前記棒状体が水平を保っているとき前記第1 の弁および前記第2 の弁は前記液体の前記 管からの流出を止水せず、前記洗浄液が前記管を通過して前記計測部に供給され、 前記管が前記計測部側に傾いたときに前記第1 の弁が備える球体が前記第1 の弁が備え る前記円筒に係合して前記液体の前記管からの流出を止水し、 前記管が前記貯留部側に傾いたときに前記第2 の弁が備える球体が前記第2 の弁が備え る前記円筒に係合して、前記管の外部からの前記第1 の弁側への液体の流入を抑制する、 ことを特徴とする計測装置。