止水弁装置
技術背景
計測時に水溶液に浸し、非計測時には水溶液に浸さないようにするのが好ましい。この点に関し、例えば、支点を形成する支持部を備える土台と、支持部により支持される被支持部を備え、被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、貯留部に流体が満たされているときに棒状体が水平を保ち、前記貯留部に流体が満たされてないときに棒状体が計測部側に傾き前記計測部が溶液に浸される計測装置が知られている
現状の問題点
近年水耕栽培が盛んになっている。水耕栽培に用いる水溶液のP H を計測するP H センサが知られている。例えば表面がガラス膜で覆われているP H センサを水溶液に浸しっぱなしにすると、ガラス膜に汚れが付着する。このため、計測時に水溶液に浸し、非計測時には水溶液に浸さないようにするのが好ましい。この計測は、専ら人手により行われる。
しかしながら、人手による計測は面倒であるという問題がある。
本発明は、水溶液のP H の計測の自動化を図ることを目的とする。
問題解決の手段
上記目的を達成するために、開示の計測装置が提供される。この計測装置は、支点を形成する支持部を備える土台と、支持部により支持される被支持部を備え、被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、貯留部に流体が満たされているときに棒状体が水平を保ち、貯留部に流体が満たされてないときに棒状体が計測部側に傾き計測部が溶液に浸される。
これにより溶液の計測の自動化を図ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1 】
支点により支持され、一方または他方に傾く管と、前記管に液体を供給する供給口と、前記管が一方に傾いたときに前記管からの前記液体の流出を止水する第1の弁と、前記管が一方に傾いたときに前記第1の弁を介して前記供給口の反対側に配置される第2の弁と、を有し、前記第1の弁および前記第2の弁は、それぞれ球体と、両端部の径が前記球体より小さい開口を備える円筒を備え、前記管が傾いていないとき前記第1の弁および前記第2の弁は前記管からの前記液体の流出を止水せず、前記管が一方に傾いたときに前記第1の弁が備える球体が前記第1の弁が備える前記円筒に係合して前記液体の前記管からの流出を止水し、前記管が他方に傾いたときに前記第2の弁が備える球体が前記第2の弁が備える前記円筒に係合して、前記管の外部からの前記第1の弁側への液体の流入を抑制することを特徴とする止水弁装置。
【請求項2 】
支点を形成する支持部を備える土台と、前記支持部により支持される被支持部を備え、前記被支持部を挟んで一方に計測部が設けられ、他方に流体を貯留する貯留部が設けられる棒状体とを有し、前記貯留部に流体が満たされているときに前記棒状体が水平を保ち、前記貯留部に流体が満たされてないときに前記棒状体が前記計測部側に傾き前記計測部が溶液に浸され、前記棒状体の内部に洗浄液が通過する管が配置されており、前記管に液体を供給する供給口と、前記管が前記計測部側に傾いたときに前記液体の前記管からの流出を止水する第1の弁と、前記管が前記計測部側に傾いたときに前記第1の弁を介して前記供給口の反対側に配置される第2の弁と、をさらに有し、前記第1の弁および前記第2の弁は、それぞれ球体と、両端部の径が前記球体より小さい開口を備える円筒を備え、前記棒状体が水平を保っているとき前記第1 の弁および前記第2 の弁は前記液体の前記管からの流出を止水せず、前記洗浄液が前記管を通過して前記計測部に供給され、前記管が前記計測部側に傾いたときに前記第1の弁が備える球体が前記第1の弁が備える前記円筒に係合して前記液体の前記管からの流出を止水し、前記管が前記貯留部側に傾いたときに前記第2の弁が備える球体が前記第2の弁が備える前記円筒に係合して、前記管の外部からの前記第1の弁側への液体の流入を抑制することを特徴とする計測装置。